ドイツのニュース 3月のIfo企業景況感指数、再び上昇
Ifo
経済研究所が3月
景気の現状判断(現況指数)は 製造業では、現況指数も予測指数も上昇した。輸出予測がほとんど変わっていないことから、内需改善の表れと見ることができる。建設業と卸売業は予測指数の低下により企業景況感指数が僅かに低下したが、小売業は多少改善した。 Ifo研究所のズィン所長は、「景気上昇は力強く、安定している」と語った。グロース連邦経済相は「持続する景気上昇の兆候」と評価している。外国からのネガティブな影響や高すぎる賃金妥結がなければ、ドイツ経済は順調に成長するという楽観的見方を明らかにした。現在、連邦政府は今年の経済成長率を1,7%と予測している。 経済専門家は、「3月のIfo企業景況感指数の上昇は、ドイツ経済が付加価値税引き上げをうまく切り抜け、予想されていた年頭の景気冷え込みが長期化しないことを示唆している」と分析している。 (2007年4月11日) |