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8月1日から4州で非喫煙者保護法が発効

  バーデン・ヴュルテンベルク、ニーダーザクセン、メクレンブルク・フォアポメルン、ザクセン・アンハルトの 4 州では8月1日(水)に非喫煙者保護法(州管轄の領域に適用される州法)が発効した。今年3月22日の州首相会議における合意に基づき、全国統一した非喫煙者保護法ではなく、州ごとに異なる例外規定が定められている。(20073月28日、5月30日、7月9日のニュースを参照)

 バーデン・ヴュルテンベルク州とニーダーザクセン州では、飲食店、病院、学校、保育施設、青少年施設、州官庁、スポーツ施設、文化施設、ディスコにおける喫煙が禁止される。メクレンブルク・フォアポメルン州では、州官庁、学校、病院などは禁煙となるが、飲食店における禁煙は20081月1日に発効する。ザクセン・アンハルト州では飲食店における禁煙の規定はまだ決定していない。4 州ともに、密閉された、表示された喫煙室における喫煙は認められる。この種の喫煙室は飲食店だけでなく、官庁や病院でも設置できる。

 ニーダーザクセン州とメクレンブルク・フォアポメルン州では、学校、保育施設、青少年施設ではその種の喫煙室を設置することが認められない。バーデン・ヴュルテンベルク州では、ギムナジウム(高等学校)と職業学校で成年の生徒の喫煙コーナーを設けることができる。

 バーデン・ヴュルテンベルク州ではディスコに喫煙室を設けることができないが、ニーダーザクセン州とメクレンブルク・フォアポメルン州では密閉した喫煙室が認められる。バーデン・ヴュルテンベルク州では仮設ビアホール、ビアガーデン、オープンカフェ、屋外レストランにおける喫煙が認められる。

 違反者に科せられる過料はバーデン・ヴュルテンベルク州が40150ユーロ、メクレンブルク・フォアポメルン州が2008年から最高500ユーロ。ニーダーザクセン州でも2008年から過料が科せられる。

 今秋にはヘッセン、ラインランド・プファルツ、ザクセン州で、20081月1日にはバイエルン、ベルリン、ブランデンブルク、ブレーメン、ハンブルク、ノルドライン・ヴェストファーレン、シュレースヴィヒ・ホルシュタイン、チューリンゲン州で非喫煙者保護法が発効する予定である。ザールランド州はまだ法案が成立していない。

 連邦管轄の領域に適用される連邦非喫煙者保護法は今年9月1日に発効する。

2007年8月6日)

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