ドイツのニュース

要介護者数、増加の一途

   

    連邦統計局の発表によると、200712月末現在の要介護者数は225万人だった。これは2005年比5,6%増、1999年比11,4%増に相当する。連邦統計局は1999年以降、2年ごとに要介護者数の統計を発表している。

   在宅介護を受けている要介護者の割合は2005年に減少したが、2007年はわずかに増加した。その原因が統計方法にあるのか、介護手当の変更もしくは在宅介護サービスの改善にあるのかは不明である。連邦統計局の専門家は、長期的な傾向としては在宅介護から施設介護へ移行すると予想している。

   2007年は要介護者の32%が施設で介護を受けていた。要介護者の3分の2以上が家で介護を受けている(154万人)。そのうち103万人は、家族が介護しているので、介護手当だけを受給している。約50万人は一部もしくは完全に在宅介護サービスを受けていた。要介護者の多数は女性で、65歳以上である。

2009年1月15日)

戻る