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介護施設における転倒予防で疾病保険費用節約
老人医学専門家ベッカー氏がバイエルン州の介護施設 955ヶ所(約 6万人)で実施した調査結果によると、高齢者の転倒予防が改善すれば、疾病保険金庫は年間最高6000万ユーロを節約できるという。 介護施設の住居者は一人当たり年間2回転倒している。ベッカー氏によると、特別な筋力/バランストレーニングと医者との密な話し合いにより、転倒を25%、骨折を20%削減できる。 大腿(骨)頚部骨折の治療だけでも8300ユーロかかるが、特別トレーニングの費用は介護施設当たり年間6000ユーロである。 そこで、ベッカー氏は、全国の介護施設に特別トレーニングを導入するよう呼びかけるとともに、疾病保険金庫に対してその費用を負担するよう求めている。
法定疾病保険連盟(GKV)によると、疾病保険金庫は介護施設の転倒予防費用の一部を負担している。但し、すべての介護施設に特別トレーニングを提供する計画はないという。 (2010年7月22日) |