ドイツのニュース
ネットいじめが増えている
ネットいじめ防止団体のオンライン調査結果によると、ドイツでは生徒の約17%がネットいじめの被害者になっている。 1万人以上の生徒、親、教師にアンケート調査したところ、ネットいじめが増えていることだけでなく、親と教師がお手上げ状態にあることが明らかになった。 ネットいじめは12歳~15歳の年齢層に最も多く、被害者は男子よりも女子に多い。 学校形態別でみると、大半のネットいじめは職業学校、ハウプトシューレ(基幹学校)、レアールシューレ(実科学校)で発生しており、ギムナジウム(高等学校)では少ない。 専門家は、どの形態の学校でもネットいじめ予防対策が不十分であることを指摘している。 ネットいじめの理由は大半が「退屈だから」、「おもしろいから」。被害者の多くは罵倒、嘲弄、嘘に苦しんでいる。 加害者はソーシャル・ネットワーキング・サービスやインターネットプラットフォームを利用して被害者の同意なしに画像や映像を公開するため、被害者は逃げ場がなくなっている。 また、親や教師はネットいじめに関する十分な情報がないために途方に暮れている状態にあるという。 (2013年7月19日) |