ドイツのニュース
単身世帯が増加傾向
連邦統計局の発表によると、ドイツでは単身世帯と二人世帯が増加傾向にある。 1991年~2012年の期間に単身世帯の割合は34%から41%に、二人世帯は31%から35%に上昇した。 それに対して、三人世帯は17%から12%に、四人以上の世帯は18%から12%に低下した。 一世帯当たりの人数は平均で2,01人だった。1991年は2,27人。 二人以下の世帯の割合を州別でみると、最も多い州はベルリンで83%、次がブレーメン(82%)、ハンブルク(81%)。都市州では半数以上がシングル世帯である。 二人以下の世帯の割合が最も少ない州はバーデン・ヴュルテンベルクで71,4%、次にラインランド・プファルツ(72,3%)とバイエルン(72,7%)が続く。 ベルリン人口動向研究所によると、単身世帯と二人世帯の増加の要因としては、社会が豊かになったため一人で生活できる人が多くなったこと、高齢化により一人で生活する高齢者が増えていること、自活したい人が増えていることが挙げられるという。 二人以下の世帯は特に大都市に多い。 一方、旧東独では若者の減少が顕著で、市町村の高齢化が進んでいる。ザクセン州では二人以下の世帯の割合が80,6%に17,8ポイント上昇した。増加幅が最も大きかったのはメクレンブルク・フォアポメルン州で約27ポイント上昇した。 二人以下の世帯の増加の背景には一人親世帯の増加と一人っ子の増加もある。旧東独では一人親世帯の割合が1996年の20%から29%に、旧西独では16%から22%に上昇した。 子供一人の家族世帯の割合は全国で55%から63%に上昇した。 (2013年7月19日) |