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大卒者の初年度年収、過去10年間で12%上昇

   

    ドイツの企業の大卒者初年度年収は2005年~2014年の10年間に、経済危機があったにもかかわらず、平均で約3万9740ユーロから4万4647ユーロに上昇した。インフレーションを考慮しないと、約12%増になる。この期間の大半の年は賃金上昇率がインフレ率を下回っていた。

    エンジニアの上昇率が16%で最も高かった。それに対して、人文科学者では6%以上減少した。

    大卒者初年度年収は地域ごとに大きな差が見られる。

    上位の地域を見ると、1位がシュツットガルト市及び近郊で4万9677ユーロ、2位がレーヴァークーゼン市(4万9302ユーロ)、3位がミュンヘン市及び近郊(4万9220ユーロ)、4位がウルム市(4万9013ユーロ)、5位がミュンヘン市(4万8844ユーロ)、6位がシュツットガルト市(4万8822ユーロ)、7位がフランクフルト市(4万8528ユーロ)、8位がマンハイム市/ルードヴィヒスハーフェン市(4万8034ユーロ)、9位がカールスルーエ市(4万7985ユーロ)、10位がエアランゲン市(4万7829ユーロ)だった。全国平均は4万4647ユーロ。マイン川より北の地域では唯一、レーヴァークーゼン市(Bayer社の本拠地)がトップ10に入った。

    業界別で見ると、1位はコンサルティング(5万2047ユーロ)、2位が銀行(5万1787ユーロ)、3位が自動車(5万919ユーロ)、4位が機械(5万827ユーロ)、5位が航空(5万502ユーロ)、6位が金融サービス(5万230ユーロ)、7位が電気・電子(4万9842ユーロ)、8位がプラント建設(4万9761ユーロ)、9位が保険(4万9638ユーロ)、10位が化学/プロセスシステム工学(4万9630ユーロ)だった。

2014年4月10日)

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