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カトリック教会脱会者数が過去最高

     ドイツ司教協議会の発表によると、2014年のドイツにおけるカトリック教会脱会者数は前年比約22%増の約218000人だった。これは過去最高である。2012年は約118000人。

    洗礼を受けた人は約165000人で、前年とほぼ同じだった。

    カトリック教会に入会ないし再入会した人は初めて1万人を大きく下回り、減少傾向が続いている。

    定期的に日曜礼拝に行くカトリック教徒の割合は10,8%で、前年より0,1ポイント上昇したが、1990年は21,9%だった。

    教会での結婚式は約44000組で、わずかに増加した。

    しかし、ドイツ司教協議会は、長期的には教会での結婚式も日曜礼拝参加者も減少傾向にあると悲観的に見ている。

    また、司祭と修道者、特に女性修道者も急減傾向にある。活動している司祭は過去15年間に約13000人から約9000人に減少した。女性修道者は1999年以来ほぼ半減しており、2014年は約17500人だった。男性修道者はほぼ30%減少。

    2015928日)

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