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パイロットと電車運転手の信望が低下

   公務員連盟(dbb)の委託でForsa社会研究・統計分析会社が今夏に市民2000人を対象に行った世論調査結果によると、ストが続いているパイロットと電車運転手の信望が著しく低下したが、ストにもかかわらず保育士の信望は上昇したことが明らかになった。

    「高い信望がある」と回答した人の割合を見ると、電車運転手は前年の69%から57%に低下した。その結果、職業ランキングでは、屋根葺き職人、兵士、企業家の下にランクを落とした。

    パイロットも78%から73%に低下して、清掃作業員、大学教授の下にランクを落とした。

    それに対して、保育士は、ストが続いているにもかかわらず、83%から85%に上昇した。公務員連盟は、保育士の職業の意義がストによって市民に意識されるようになったためではないかと推測している。同様に、ストにもかかわらず、郵便配達人は63%で変わらなかった。

    ストの影響は労働組合幹部にも見られ、31%から26%に低下した。

    政治家は21%から24%に上昇した。これは大連立政権に起因しているという。ジャーナリストは47%。

    最も信望のない職業は電話会社、広告代理店、保険会社の職員だった。

    最も信望のある職業は消防士、医師、看護師で変わらず、次が保育士だった。

    職業に関係なく、公勤務サービスに対する市民の評価は全体的に改善している。「公勤務サービスは納税者にとって高すぎる」と回答した人が2007年は58%だったが、現在は59%がそれと反対の評価をしている。

    回答者の半数強は「現在の公共サービスと民間サービスの割合は正しい」と評価している。約5分の1の人がもっと民営化することを望んでおり、同様に、約5分の1の人がもっと公営化することを望んでいた

    労働組合や公務員連盟は国に労働条件の改善を訴えているが、職員の満足度は8年前の65%から75%に上昇している。

2015928日)

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